中野

西日本随一のサブカルの聖地

中野といえば「中野ブロードウェイ」に代表される、西東京で最も有名なサブカル系の聖地です。

都内のオタクの聖地は秋葉原・中野・池袋が3強ですが、アキバがオタク系グッズとともにマニアックな電化製品や電子パーツを取り扱っているのに対し、中野はかなり古いグッズやディープなグッズも並んでいるという違いがあります。

ちなみに池袋はどちらかというと女性向けのオタクグッズに強みがあります。

アキバで有名なメイド喫茶も中野にはほとんど見ることがなく、反対に怪しげな占い店やオカルトグッズを扱うお店など、万人受けしないようなマニアなお店が多いということが特徴です。

そんな怪しげな雰囲気もある中野は住宅地としても人気が高く、特に若い男性の一人暮らしをする人が多く見られています。

アクセス環境は新宿から10分以内で到着することができる中央線が主な経路となっており、その他に高田馬場を経由して東京駅方面へと向かう東京メトロ東西線も伸びています。

地味に嬉しいのが、新宿からタクシーで中野まで行っても2000円程度ですむということです。
中央線沿線で生活をしている人の多くは新宿方面に飲みに出かけることが多いと思いますが、終電を逃しても帰宅できるというのはかなり便利と言えますね。

中野のもう一つの魅力が、都内でも有数のラーメン激戦区であるということです。
外部から中野を訪れる人の多くが中野ブロードウェイとラーメンを求めていると言ってもよく、有名店が駅前を中心に数多く営業しています。

若い男性に中野が人気なのもラーメン店が多いということが影響しており、駅周辺だけでもかなりの数を食べ比べすることができます。

代表的なものとしては「武蔵家　中野本店」や「上海麺館」「藤丸」「東京煮干屋本舗」などがあり、他にも次々と新しいラーメンのトレンドが中野から生まれています。

ラーメン店だけでなく居酒屋や定食屋も充実しており、新宿などのきらびやかな繁華街とはまた違った通好みする雰囲気が魅力です。

隠れた名店としておすすめなのが「マグロマート」というマグロ料理を専門に扱う居酒屋です。
こちらでは刺し身だけでなく炙りや焼きマグロ、お茶漬けなどといった複数の料理からマグロを楽しむことができます。

肉を食べたいという人には「牛の四文屋」という、リーズナブルにたっぷりお肉を食べられるお店があります。
こちらは一人でも入りやすい店作りをしており、日本酒の種類が充実していることからちょっと大人な飲み方をしたいという人にもおすすめです。

専門店だけでなくKFCやココス、ガストといったファミレス系も駅前に充実しているので、夜中まで仕事やアルバイトをしている人にもおすすめの街です。