錦糸町

スカイツリーの開業により注目の集まるエリア

錦糸町は東京都墨田区にある古くからの下町として発展してきた地域です。
錦糸町といえば何と言っても有名なのは東京スカイツリーの建築で、錦糸町駅を下りてすぐ間近にスカイツリーの姿を見ることができます。

墨田区には他に両国や本所吾妻橋といったところがありますが、どちらかというと昔ながらの東京を感じることができる観光地が数多く並んでいます。

先進的デザインの東京スカイツリーの足元に独特の雰囲気の下町が広がる景観は大変特徴的で、下町風情を感じることができる生活圏は若い人にも人気です。

交通アクセスとしては錦糸町駅はJR総武線の主要駅となっている他、東京メトロ半蔵門線が乗り入れをしています。

錦糸町駅の開業は都内でもかなり古く、明治27年（1894年）には既に設置されていました。
地理的には隅田川の東岸に位置しており、江戸時代は水路を使った典型的な町人の町として発展してきており、倉庫や町工場が現在までも残っています。

墨田区の観光名所として職人達による工芸品のお店がありますが、そうした雰囲気も寺社周辺にはたくさん見られるでしょう。

ただ住宅地としては、そうした職人によるお店は近代以降どんどん姿を消していき、代わって下請け町工場が住宅街に多く使用されるようになりました。

街全体の印象としては決して瀟洒な高級住宅街というわけではなく、どちらかというと実益と利便性が重視された住宅事情をしているようです。

墨田区は住宅メーカーによるアンケート調査では、特に上位にのぼってくる街というわけではありません。
むしろ下町の雰囲気が「古臭い」「おしゃれでない」という理由で敬遠される傾向も見られます。

ですが錦糸町は非常に交通の便が良く、都心部へ短時間でアクセスができる利便性の高い場所です。

住環境においても錦糸町駅周辺には丸井やスーパーLIVIN、駅ビル内にテルミナ、ヨドバシカメラといった大型店舗があるので、日常の買い物をするのに困ることはありません。

開発が進んでいる北口では、東武ホテルレバント東京やすみだトリフォニーホールといった観光向けの施設も充実しており、文化的な雰囲気が漂います。

他にもショッピングモールが続々と作られているので、今後の環境整備にはかなり期待ができるところです。

ちなみに墨田区は公立小学校など学区面ではそれほど便利なところではないので、あまりファミリー向け世帯は多く住んでいません。

都心部への利便性を考慮した若い世代もしくは、子供が既に独立した夫婦が移住してくる例が多く、そのため居住用建物も全体的にワンルームや数部屋程度の小さな物件が集まっています。